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ふわふわ感、頭重感などが、薄皮をはぐように・・・
発病は7ヶ月ほど前です。
最初の3ヶ月ほどは、めまい発作が頻繁に起き、入退院を繰り返しました。
外科的治療を提案されましたが、何か自助努力も必要かと考え、カルテと紹介状をもらって、訓練を取り入れているという別の病院へ行ってみる事にしました。

転院した病院では、チュービング処置の上、1週間の入院訓練を言い渡されました。
まず二人の目まい専門の先生がMRI始めあらゆる検査をして、原因を突き止めます。その後訓練が必要と認められた人を週単位で集め、こちらが圧倒されるほど熱心に指導してくださいました。

入院中は点滴と、メリスロン、サアミオン、セディール、ノイエルカプセルなどを服用しながら、10人程の仲間と、小脳を鍛えてめまいを克服するという、簡単な訓練を受けながら過ごします。
何しろ朝7時半、他科の診察室の電気もついていない時間から第1回目の訓練が始まり、あと夕食後を含めて1日5回3,40分づつ行います。その間には点滴、食事、シャワーなどあり結構忙しい一日です。
あらゆる年齢、あらゆる原因の目まいさんたちが同じ訓練をしますので、当然ばらつきがありますが、仲間が一緒にいるというだけでも励みになります。
1週間訓練してもすぐに効果が現れるというものではないと思いますが、少なくとも笑いの絶えない明るい雰囲気は、鬱の入り口からわたしを引き戻してくれたと思います。
退院しても最低3年間は訓練を続けてください、といわれていますが、訓練の中の、まっすぐ歩く、などは日常生活でもちょっと心がければ出来ますし、眼球を上下左右に動かす事などは、目だけのためにもとてもいいようです。
退院後5日目で残念ながらまた発作が起きてしまいましたが、それからちょうど4ヶ月。ふわふわ感、頭重感などが、薄皮をはぐような感じでなくなって行き(その間トラベルミンを2,3回服用したことあり)、今はほとんど普通に暮らせるようになっています。(片耳難聴、かすかな耳鳴り、時々耳閉感、などはある。)

私個人の感想をいえば、メニエールはこれだけで治る事はないけれど、発作や治療後のふわふわふらふらなどが確かに改善される事から考えると、何となくふらつくような目まいには効果があると思いますし、頭位、耳石の移動など物理的なものにはそれに対応した訓練があるし、心因性のものに対しては薬物投与とともに、仲間がいるという安心感が効果の一つになるかも知れません。
by meniere | 2006-08-25 21:46 | 平衡機能訓練
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